売上処理の概要と作成 [売上機能]
売上処理の概要
・顧客への売上、返品処理をする事が出来ます。
・売上は売掛、現金売上の２種類を入力できます。
・売掛、現金それぞれ返品処理も出来ます。
・見積書や受注書を呼出してそのまま売上へ計上することも可能です。
（伝票内の一部商品のみでも可能）
・登録済み伝票の修正、削除も出来ます。
マスターとの関連
■顧客マスター
売上処理をする相手、お客様を登録して使用します。・「販売方法」にて顧客番号を入力後「売掛・現金販売」の自動選択します。
・「担当社員」にて顧客番号を入力後「社員」が自動選択します。
■社員マスター
この売上処理をする担当者登録して使用します。（顧客毎に担当社員を関連付けできます）■商品マスター
売上処理をする商品を登録して使用します。・数量：商品マスターの「基本数量」が表示されます。
・単位：商品マスターの「単位」が表示されます。
・備考：商品マスターの「備考表示」が表示されます。
・単価：商品マスターの「販売単価が」表示されます。
■顧客単価設定
顧客別で、掛け率、商品単価を登録するとその登録が優先で表示されます。■備考
伝票備考で登録されたコメントを選択する事が出来ます。
画面の説明
売上処理の画面は次の通りです。■上部共通情報部分
| 項目内容 | 説 明 |
| 納品日付 | 納品する日付です。伝票に表示される日付となります。 |
| 請求日付 | 実際に請求計上される日付となります。 |
| 売掛・現金 | 売掛販売か、現金販売かを選択します。 ・顧客番号を入力した時、顧客マスターの「販売方法」に選択された項目が表示されます。 |
| 売上・返品 | 売上か返品かを選択します。売掛時は「売掛返品」、現金時は「現金返品」として処理されます。 |
| 顧客 | 売上が発生する顧客番号を入力します。（[F1]キーで顧客検索ができます） また、顧客名称欄にて名称変更も出来ます。 顧客番号が空白で、顧客名に入力がある場合、[F3]キーでマスターへ登録することが出来ます。同様に[F1]キーで名称の検索が出来ます。 |
| 社員 | 担当する社員番号を入力します。（[F1]キーで社員検索ができます） 社員番号が空白で、社員名に入力がある場合、[F3]キーでマスターへ登録することが出来ます。同様に[F1]キーで名称の検索が出来ます。 |
| 伝票備考 | 売上伝票全体においての備考を入力します。 備考の先頭に半角文字の「@@」を入力するとその備考は伝票にて印刷されません。（例）「@@特別処理分」 |
| 見積伝票番号 | 見積伝票を呼び出した時、見積伝票番号が表示されます。 |
| 受注伝票番号 | 受注伝票を呼び出した時、受注伝票番号が表示されます。 |
| 売上伝票番号 | 売上伝票の伝票番号。空白で伝票登録すると自動で番号が付きます。 |
■商品明細部分
| 項目内容 | 説 明 |
| 税区分 | その商品の税区分を設定します。 ・「内税」 ：税込売価の金額を入力した場合。 ・「外税」 ：税抜売価の金額を入力した場合。 ・「非課税」：消費税をつけません。 ・「行計税」：消費税欄にて１行分の消費税を入力調整した場合。 |
| 計上 | その伝票が未登録の場合「未計上」と表示されます。 登録後、伝票を呼出すと「計上」に変わります。 また、見積書や受注書を呼び出した時 「未計上」となります。 ここを「計上」にマウスで変更した場合その商品すべての数量、残数が売上として計上されます。 |
| 消費税率 | その商品の消費税率を表示します。変更する事も出来ます。 消費税を変更する際のご注意点は「3-1-15：軽減税率の設定」ページの「税率変更についてのご注意点」項目をご参照ください |
| 商品番号 | 商品番号を入力します。 ・（[F1]キーで商品検索ができます） ・（[F2]キーで商品使用リストが表示されます。） |
| 商品名 | 商品名です。商品名変更も出来ます。 商品番号が空白で、商品名に入力がある場合、[F3]キーでマスターへ登録することが出来ます。同様に[F1]キーで名称の検索が出来ます。 |
| 税抜売価 | 税抜き売価。この欄で金額を入力した場合、税区分が非課税以外の選択の時、自動で税抜売価に消費税を加えた金額が税込売価で計算されます。 |
| 税込売価 | 税込売価。この欄で金額を入力した場合、税抜き計算をし、端数が出る場合は内税扱い、出ない場合は外税として扱われます。 |
| 税抜仕値 | 税抜き仕価。この欄で金額を入力した場合、税区分が非課税以外の選択の時、自動で税抜仕価に消費税を加えた金額が税込仕価で計算されます。 |
| 税込仕値 | 税込仕価。この欄で金額を入力した場合、税抜き計算をし、端数が出る場合は内税扱い、出ない場合は外税として扱われます。 |
| 数量 | 数量を入力します。商品マスターの「標準数量」欄に登録されている数字が表示されます。詳しくは（商品マスター）をご参照ください。 |
| （受注残数） | 受注伝票を呼び出した時、表示されます。その商品の未納品数量を表示します。 |
| 単位 | 単位を入力します。商品マスターの「単位」に登録されている単位を表示します。 変更も可能です。詳しくは（商品マスター）をご参照ください。 |
| 税抜小計 | 税抜単価に数量を掛けた金額です。 変更できません。 |
| 消費税 | 税抜小計に対しての消費税額です。 変更可能です。 |
| 税込小計 | 税抜小計と消費税額を合計した金額です。 変更できません。 |
| 備考 | 商品に対する備考を入力します。 （[F1]キーで備考リストが表示されます。複数備考リストを設定している場合[F1]キーで切り替わります。） 詳しくは（備考マスター、商品マスター）をご参照ください。 備考の先頭に半角文字の「@@」を入力するとその備考は伝票にて印刷されません。（例）「@@特別処理分」 |
■ボタンの説明
各ボタンは下記の機能を持っています。各ボタン名の[F00]はそれぞれキーボードのファンクションキーを押す事でも同じ処理をします。
| 項目内容 | 説 明 |
| 伝票検索 [F9] |
登録済みの伝票を検索します。 |
| 伝票印刷 [F10] |
登録済みの伝票の印刷をします。 |
| 伝票削除 [F11] |
現在明細が表示されている伝票で登録済みの場合伝票を削除します。 |
| 伝票登録 [F12] |
現在明細が表示されている伝票を登録します。 |
| 画面クリア [F8] |
現在表示されている明細等をクリアします。 登録済みの場合データーは消えません。未登録の場合登録されません。 このボタンをクリックしなくても[F8]ボタンでも同じです。 |
| 伝票複写 | 登録済伝票を呼び出した時、表示されます。 このボタンで新規に伝票が複写されます。内容を確認・修正後、伝票登録で登録処理されます。 |
| 明細整列 | 商品番号順に商品明細を並び替えます。 同じ商品番号がある場合１行にまとめて合算します。 |
| 閉じる | この入力画面を終了します。 |
| オプション | カーソルの移動設定、粗利の計算法、社員自動番号入力設定を行います。 |
売上伝票の作成
１）売上日付・請求日付を入力します。通常は両方同日です。
２）顧客番号を入力し、Enterキーを押します。
３）社員番号を入力し、Enterキーを押します。
４）「売上」 か 「返品」 を選択します。
５）「売掛」 か 「現金販売」 を選択します。
６）伝票備考を入力します。
７）商品番号を入力し[Enter]キーを押し、表示された商品名は必要に応じて変更します。
８）税抜・込、売価・仕値や数量、単位などを入力し、備考も入力します。
９）商品明細の入力が終わったら 「伝票登録」 を押してください。 （[F12]キーを押しても同じ機能です）
10）小計欄の下に「前回登録伝票番号」として登録された番号が表示されます。
※商品行を削除する場合は削除したい行にマウスでクリックし、商品番号下にある 「行削除」 を押してください。
※特定の行を挿入する場合は挿入したい上の行にマウスでクリックし、商品番号下にある 「下挿入」 を押してください。
登録済伝票の呼出・変更・削除
・登録済伝票の呼出・登録済伝票の変更
・登録済伝票の削除
上記は（ 登録済の売上データの呼出、変更、削除 （共通操作） ）を参照ください。
明細ファイルのCSV、テキストファイル作成
・入力された明細ファイルをCSV,テキストファイルにてファイル作成できます。
・その作成ファイルをエクセルなどの表計算ソフトで開く事が出来ます。
・ファイル作成手順は（売上明細データをファイルに出力する）をご参考ください。
特定の商品行のみ伝票で印刷しない
※販売金額は伝票合計金額に含まれ計算しますのでご注意ください。①伝票で印字させない商品行をマウスでクリックします。
②「伝票印刷対象」 ボタンを押します。 ※伝票で印刷しない行は商品名が赤くなります。
時間商品の入力
・レンタルルームや、駐車場などの様に時間単価にて金額を算出するサービス、商品として扱います。
・「時間商品」 を選択すると 「時間商品設定」 ボタンを表示されます。
・商品ごとに、何分ごとに課金するのか（単価時間）、課金する金額（販売単価）などを設定できます。
【例】 15分毎に、500円を課金する場合
販売単価にて「500」円を登録します。
単価時間にて「15」分を登録します。
10分→500円 15分→500円 20分→1,000円 1時間→2,000円
・商品マスターにて時間商品として扱う商品を登録、設定します。詳しくは（商品マスター登録：時間商品）をご参照ください。
１）時間商品の商品番号を入力すると上記のような画面が表示されます。
２）開始日時を入力、します。
※「現在の日時」を押した時、商品マスターの開始猶予時間の設定分後が開始日時として入力されます。
３）終了日時を入力、もしくは「現在の日時」ボタンを押して終了日時を入力します。
※終了日時加算分のボタンを押すと、開始日時からボタンの分後が終了日時として入力されます。
４）最後に、「金額計算」 を押すと売価が自動計算されます。
（金額の計算式）
使用時間（分）＝終了日時 - 開始日時
売価 ＝ （（使用時間-終了猶予時間）/単価時間） × 販売単価
例えば、終了猶予時間を 5分で設定していた場合、終了時間が過ぎても５分以内なら次の時間単価として計算されません。
