■業務効率化をする為には目的をはっきりと!
パソコンを利用して、業務を効率化していこうとする時、一番失敗するパターンはどのようなパターンでしょうか?
A社 |
「他の会社でもシステム化が進んでいるから、当社も優秀なシステム開発会社に頼んで高価なトータルシステムを導入しようか!、これで効率化が進み、更なる事業拡大が望めるぞ!」 |
B社 |
「うちの会社はかなりコンピューター化が遅れているな〜。とにかく顧客に対してあまり把握していないから、市販の安いソフトで良いから顧客管理システムだけを導入しよう。」 |
このA社とB社どちらが良いでしょうか? 「結局、良い物はお金がかかるもんね。」と思っちゃいがちですが、実はこのパターンでご説明するとA社が失敗しやすいタイプなのです。
A社の場合、いくら優秀なシステム会社にトータルシステムを作ってもらっても、自社の事なんて全く知らない人たちが作るのです。自社の経営的問題点ぐらいは打ち合わせ時になんとかなるものの、風土的・歴史的な問題点など表のシステムには出て来ない様な事など、他社の人、ひどい時には社員にも話す事が出来ない重大な問題点がある場合もあります。それらを総合的に判断して、パソコンでどのような事をさせたいのか考える。そしてそれを達成させる為にはどのようなシステムが必要なのか専門家と一緒に検討する。このような流れでいかないと、失敗しやすいのです。
特に、A社のように「他社がしているから」とか、「うちはもっと良いシステムを」とか、システム化することが目的のような導入になると、運営で支障をきたしたり、十分に機能を発揮させられない無駄の多いシステムになってしまいます。最悪、サブの仕事が今までより増え、「システムを導入しなければ良かった」なんてことも珍しい事ではありません。
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