■まずは必要な事を教える。 急激にコンピューター化を進めているとどんな企業でも組織でも必ずぶつかる壁があります。それは「コンピューターの習得技術の差」です。若い社員にパソコンの本を渡したら1週間もあればマスターするのではないでしょうか。ところが年配の方に同じ本を渡しても1年経っても2ページしか読んでいない。しかも理解していない。ということがあります。経営者からしてみると「本気になって取り組め!」と一喝したいところですが、そうもいかないのです。 私の場合は「それが普通」だと割り切っております。ところが年配の管理職などにとって情報化社会の現代はパソコンの操作と利用・活用は若手社員より重要視されなければならないのです。 そこで、角度を変えて考えてみましょう。例えば電子レンジを利用する時、色んな機能が付いています。例えば「おまかせ解凍ボタン」「タイマーボタン」「料理別簡単ボタン」など他にも数十種類もの機能があります。でも電子レンジは「温め時間を設定して、スタートボタンを押す」この操作だけで十分なのです。 最初から無理にすべての機能を使いこなそうとする必要が無いのです。他の機能は基本的な機能がなれてから少しづつ習得すれば良いだけなのです。 社内で使うシステムの中で一番重要なものから「手順」を教えます。その手順で疑問に思った事上手くいかない部分の殆どが「Windowsとしての操作」です。例えば「カタカナ入力は?」とか、「テンキーを押すけど数字が入力されない → NumLockキーが押されていた」などです。たいていの社内システムは数字だけの入力でいいはずです。中には連絡システムという事でメールを利用するとなると、入力を必要とします。その場合はちょっと大変です。 まぁ、どちらにしても入力でいつかは壁に当たるのですから、初めから文字入力だけは練習させてもいいかもしれませんね。 |