パソコンを導入して最初に請求書を作る人が多いようです。今まで手書きだったので、パソコン印刷で無いと格好悪いという理由です。このレベルだと、手間隙もて入力時期に比べてあまり変わりません。 請求書がひと段落して次に行う事として、在庫管理が多いようです。「いつでも、現時点の在庫が瞬時に把握出来て、しかも必要な分だけ商品を仕入れたい」という夢を持ってこの地獄の作業を進めていくのです。 でも、半分の人が夢半ばで諦めてしまいます。それは在庫の数が合わないからです。正しい在庫数を知りたくても数字に信頼性がないのです。頼りにならない数字に時間をかけるぐらいなら、在庫管理をパソコンでするのは無駄だ。 パソコンって使い物にならないよ。在庫なんて全く合わないし。まったくダメだよ。といっている方もおられるほどです。 ■在庫の合わない理由 在庫管理の理屈はとても簡単です。「入」と「出」だけです。入りには仕入のときの入りが殆どでしょう。出はいくつかあります。販売、廃棄、試供などです。一体システムのどこが悪くて在庫が狂ってしまうのでしょうか。 在庫数が狂う原因は、「後で処理するから」という人間側にあります。急ぎだから商品を出す。後でまとめて処理する。試供に出した商品の処理を忘れていた。それらが数字が狂わせる原因です。 先ほどの話に戻ると、コンピューターが使い物にならないのでなく、きちんと決められた処理をしていない人間が使い物にならないという事になります。 |