情報の漏洩は内部からと思った方がいいでしょう。それでは情報の漏洩を防ぐためにはどの様な事をしなければいけないのでしょうか。 まず、業務ソフトに関しては部分的、全面的にパスワード管理が必要になります。事務職で例えれば絶対に情報を知ってはいけない人たち、例えばアルバイトとか、パートなど社員で無い人たちにはパスワードを与えない。 次に入力作業や伝票発行などを扱う人たちには入力画面と伝票発行の扱う事ができるパスワードを与えます。経理には財務情報を見る事が出来るようにするパスワードを与え、コンピューター管理の部門には全データーを管理する事が出来るパスワードを与えます。 もちろん全部のデーターを抜き取る事が出来る場所は特定の部屋だけに制限し、その部屋の中に入るためには鍵もしくは指紋照合などを行った方がいいでしょう。 といっても、中小企業では指紋照合装置がついた専用部屋なんて用意できるわけ無く、営業、総務、経理のみんなが机を並べている大部屋が殆どではないでしょうか。パソコン自体にパスワードで管理するのが一番簡単です。それぞれにパスワードを持たせ各人が特定のソフトやパソコンを使えないようにする、逆に使えるようにするようにします。それだけでも情報の管理レベルは上がります。 ただ、一つ問題もあります。それは次回説明します。 |