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【No.90】1+1=2?
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■1+1=2?
エクセルで表を作っていると時々計算結果が合わない
事に遭遇して頭を悩ませてしまう事ありませんか?

例えば、セル同士を足し算して 「5+8」となって
いて、計算結果が13とならなければならないのが
14となってしまっていたり。

何度も数式をチェックするけどもおかしくない。
電卓で計算しても結果が違う。

「エクセル壊れたんじゃ?」と思ってしまいます。



■原因は小数点以下の数字
原因は小数点以下の数字の存在です。「5」と「8」
に見える数字ですが、本当に入力されている数字は
「5.2」と「8.4」かもしれません。

エクセルは小数点以下を表示させないようにすると
自動で四捨五入されます。
「5.2」+「8.4」=「13.6」
これをそれぞれ四捨五入表示してみると
「5」+「8」=「14」となるのです。


■対応策
数字を直接入力する時は小数点以下の数字の存在
に気が付くので原因を追究しやすいのですが、例えば
数式で出た数字を合計する場合は分からないです。

そこで、数式の計算結果でで小数点以下が発生する
ような場合は小数点以下を切り捨てする処置が必要です。

それを行う関数が「ROUNDDOWN」です。



■ROUNDDOWNという関数
セルA1に「=ROUNDDOWN(1235.2345,2)」と入力してみてください。
計算結果は「1235.23」となります。
『ROUNDDOWN(表示数字、桁数)』 で設定します。
表示数字はもちろん数式でもいいです。「A1/A2」のように。
桁数は、
0になると、「1235」
1になると、「1235.2」
2になると、「1235.23」
3になると、「1235.234」
と表示されます。また
-1になると、「1230」
-2になると、「1200」
-3になると、「1000」 
とそれぞれ、数字が切り捨て処理になります。

(使用例)
=ROUNDDOWN(1235.2345,2)
=ROUNDDOWN(A1/A5,-1)
=ROUNDDOWN(SUM(A1:A30),0)


※ちなみに切上にする場合は「ROUNDUP」関数を使用します。


■エクセルで作る売上集計表

ということで、今回のサンプルファイルは明細入力をする
だけで、日別、顧客別、担当別、商品別の売上集計表が
自動で作成されるファイルを作ってみました。

この中で平均欄にこのROUNDDOWN関数を使用しています。


■ダウンロード方法
こちらからダウンロードできます
のページの下部「仕事に役立つエクセル表ファイル」
のなかから「ファイル番号22:売上明細入力各種集計表
を選んでダウンロードしてください。


■使い方
1)明細シートの台帳マスター欄に顧客名、担当名、
商品名をそれぞれ入力します。

2)明細シートの上部に年日を入力します。

3)明細シートの左側に日付、顧客、担当、商品、数量、金額
を入力していきます。

4)集計シートに自動で集計されます。



■■(ファイルのダウンロード)■■

さて、とりあえず今回もファイルをダウンロードしてください。いつものようにダウンロードページの「ファイル番号22:売上明細入力各種集計表です。
(ダウンロードのページ)

 

 
     
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