■1+1=2? エクセルで表を作っていると時々計算結果が合わない 事に遭遇して頭を悩ませてしまう事ありませんか?
例えば、セル同士を足し算して 「5+8」となって いて、計算結果が13とならなければならないのが 14となってしまっていたり。
何度も数式をチェックするけどもおかしくない。 電卓で計算しても結果が違う。
「エクセル壊れたんじゃ?」と思ってしまいます。
■原因は小数点以下の数字 原因は小数点以下の数字の存在です。「5」と「8」 に見える数字ですが、本当に入力されている数字は 「5.2」と「8.4」かもしれません。
エクセルは小数点以下を表示させないようにすると 自動で四捨五入されます。 「5.2」+「8.4」=「13.6」 これをそれぞれ四捨五入表示してみると 「5」+「8」=「14」となるのです。
■対応策 数字を直接入力する時は小数点以下の数字の存在 に気が付くので原因を追究しやすいのですが、例えば 数式で出た数字を合計する場合は分からないです。
そこで、数式の計算結果でで小数点以下が発生する ような場合は小数点以下を切り捨てする処置が必要です。
それを行う関数が「ROUNDDOWN」です。
■ROUNDDOWNという関数 セルA1に「=ROUNDDOWN(1235.2345,2)」と入力してみてください。 計算結果は「1235.23」となります。 『ROUNDDOWN(表示数字、桁数)』 で設定します。 表示数字はもちろん数式でもいいです。「A1/A2」のように。 桁数は、 0になると、「1235」 1になると、「1235.2」 2になると、「1235.23」 3になると、「1235.234」 と表示されます。また -1になると、「1230」 -2になると、「1200」 -3になると、「1000」 とそれぞれ、数字が切り捨て処理になります。
(使用例) =ROUNDDOWN(1235.2345,2) =ROUNDDOWN(A1/A5,-1) =ROUNDDOWN(SUM(A1:A30),0)
※ちなみに切上にする場合は「ROUNDUP」関数を使用します。
■エクセルで作る売上集計表
ということで、今回のサンプルファイルは明細入力をする だけで、日別、顧客別、担当別、商品別の売上集計表が 自動で作成されるファイルを作ってみました。
この中で平均欄にこのROUNDDOWN関数を使用しています。
■ダウンロード方法 こちらからダウンロードできます のページの下部「仕事に役立つエクセル表ファイル」 のなかから「ファイル番号22:売上明細入力各種集計表」 を選んでダウンロードしてください。
■使い方 1)明細シートの台帳マスター欄に顧客名、担当名、 商品名をそれぞれ入力します。
2)明細シートの上部に年日を入力します。
3)明細シートの左側に日付、顧客、担当、商品、数量、金額 を入力していきます。
4)集計シートに自動で集計されます。
■■(ファイルのダウンロード)■■
さて、とりあえず今回もファイルをダウンロードしてください。いつものようにダウンロードページの「ファイル番号22:売上明細入力各種集計表」です。 (ダウンロードのページ)
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