人の名前や地名などは読み方が難しいですね。特に人の名前を間違えるとその方に対して失礼にもなりますし、自分への信頼をも下げてしまいます。そうならない為にも名簿作成の時はフリガナ欄が必要となります。
ところが、あまり名簿の中で項目が増えると入力する時大変です。出来れば自動で表示されると楽でいいのですが・・・。 そんな事を思っておられる方には朗報かもしれません。エクセルには「入力した文字」に対してその読み方を表示数関数があります。 これを使用すれば漢字で名前を入力するだけで自動的にフリガナを表示することが出来ます。
■フリガナを表示する関数
フリガナを表示する関数は「PHONETIC」を使用します。
具体的には例えば下のような場合。
セルA2:「東京」
セルB2:フリガナを表示させる。
セルB2 「=PHONETIC(A2)」
これでB2のセルに「トウキョウ」とフリガナが表示されます。
■フリガナ表示の注意
例えば、日本の首都、「東京都」と京都の東側「東京都」「とうきょうと」「ひがしきょうと」読み方は違うのですが漢字表記は同じです。この場合どのように表示されるのでしょうか?結論から言うと、それぞれ「とうきょうと」と「ひがしきょうと」です。
この関数は「漢字変換前に入力した時の文字」にて表示されるのです。
「とうきょうと」で漢字変換し「東京都」とした場合「トウキョウト」。
「ひがしきょうと」で漢字変換し「東京都」とした場合「ヒガシキョウト」。
となります。
よく漢字変換する場合本来とは違う読み方で入力変換する場合がありますよね。例えば「北海道」の場合、「きたうみみち」で変換しても「北海道」とした時。このような場合でこの関数を通すと「ほっかいどう」ではなく「きたうみみち」になってしまいます。
■フリガナの変更方法
そうなると正しい読み方が表示されなくなります。そのような場合、正しいフリガナに変更する方法があります。次の手順にて行います。
1)入力した漢字、上記例A2の「東京」のセルにカーソルを移動させます。
2)メニューバーの「書式」-「ふりがな」-「編集」を選択します。
3)セル内の上部にフリガナが表示され編集できる状態になります。
4)正しくフリガナを入力し、エンターキーを押すと変更終了です。
今回もサンプルファイルを用意しました。こちらを見られますと更にわかりやすいかと思います。
★仕事に役立つエクセル表ファイル★
「ファイル番号:31 フリガナを自動的に表示させる」
→ ダウンロード
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