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【No.105】エクセルのエラー値を表示しない方法
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エクセルで資料を作っていると関数にてエラーが表示される場合があります。一番多い関数はセルの値を0で割ってしまった時に出る「#DIV/O!」ではないでしょうか。これは表に数字を入力していない時に発生する事が多く、実際に入力すればエラーも消えます。

ただ、日別一覧表などで10日まで入力しそれ以降がエラー表示してしまう場合も有り、そのような時はエラー表示が気になります。そこで今回は、エクセルのエラーについて解決したいと思います。
 

■エラーの種類
まずは、エラーの種類を知る事から始めましょう。

  ・「#DIV/O!」:ゼロや空白セルで割った時表示されます。
  ・「#VALUE!」:検索系の関数にて値がない場合表示されます。
  ・「#REF!」 :関数の中で参照しているセルが削除された時。
  ・「#####」 :セルの幅が表示する数字より狭い時。
  ・「#NULL!」 :関数の設定値が間違っている時。

とりあえず頻繁に表示されるエラーです。ただ、このうち「#REF!」、「#####」、「#NULL!」に関しては関数の設定値の間違い、もしくは幅が足りないという事なので関数を見直して正しく設定、もしくはセルの幅を広げるなどで解決しなければなりません。

上2つの「#DIV/O!」、「#VALUE!」に関して、関数自体には間違いはなく、参照するセルの入力値でエラーとなる原因が「発生する場合」があるので、エラーの時に非表示にする必要があります。

 

■エラーを非表示にする方法
 「 =IF( ISERROR(A1/B1) , "" , A1/B1 ) 」となります。

 詳しく説明しましょう。

 【例】「=A1/B1」
  ・A1=500、B1=20の時、「25」と表示
  ・A1=500、B1= 0の時、「#DIV/O!」と表示
   ※0で数字を割る事が出来ない為。

これを回避する為には「ISERROR関数」と「IF関数」を組み合わせて使用します。

 「ISERROR関数」は 「 =ISERROR(A1/B1) 」のように使用します。数式の値がエラーの場合TRUE、エラーでない場合FALSEを表示します。

これだけでは割り算の結果が表示されないのでIF関数に組み込みます。
 「 =IF( ISERROR(A1/B1) , "" , A1/B1 ) 」

IF関数の説明は次の通りです。
   =IF( エラー関数判断 , エラーの場合 , エラーでない場合)
つまり、数式がエラーの場合空白表示させ、エラーでない場合はA1/B1の計算結果を表示させます。

 

 
     
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